2014年02月27日

見過ごせぬ石原環境相発言

【チェックしてほしい記事はこちら】

2/28追記

・≪社説[石原環境相発言] ジュゴン保護は責務だ (沖縄タイムス2/28)

【チェックしてほしい関連サイト】
http://www.city.nago.okinawa.jp/9/8048.html
豊かな恵み辺野古・大浦湾(1.3MB)
http://www.city.nago.okinawa.jp/DAT/LIB/WEB/1/bpage12.pdf


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石原環境相、辺野古「守るべきものない」 (沖縄タイムス2/27)



【関連する過去の記事】

見過ごせぬ石原環境相発言 
(琉球新報2/1、記事原文はこちら



琉球朝日放送のニュース映像(動画)
2013.02.01 世界自然遺産 奄美・琉球 暫定リストに登録へ


見過ごせぬ石原環境相発言見過ごせぬ石原環境相発言 
(琉球新報2/1)



見過ごせぬ石原環境相発言 
(琉球新報2/1)



 見過ごせぬ石原環境相発言見過ごせぬ石原環境相発言 
(琉球新報2/1)



見過ごせぬ石原環境相発言見過ごせぬ石原環境相発言 
(琉球新報2/1)



琉球新報2/1社説  世界遺産リストへ 住民合意と保全対策急げ
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世界遺産リストへ 住民合意と保全対策急げ

 沖縄の自然を世界の宝に―。県民の悲願達成にまた一歩近づいた。

 政府は31日、2003年に世界自然遺産の候補地に選ばれた「奄美・琉球諸島」(鹿児島、沖縄両県)を、暫定リストに記載することを決めた。現在、日本の世界遺産暫定リストで自然遺産での登録はなく、記載されれば日本で最有力の候補地になる。

 登録されると知名度が飛躍的に向上し、自然の保護と活用を調和させた地域振興が期待できる。課題を整理、解決し、一刻も早くユネスコへの推薦、本登録にこぎつけてほしい。

 2000年には「琉球王国のグスク及び関連遺産群」が世界文化遺産に登録されている。文化と自然の双方での世界遺産に登録されれば、その相乗効果は計り知れない。沖縄の魅力を世界に発信するまたとないチャンスとなろう。

 ただ、近年国内の世界遺産登録地が観光客によって荒らされる被害が続発している。登録によって自然が損なわれては本末転倒だ。人類全体の遺産として損傷や破壊などの脅威から保護・保存するという、世界遺産の目的を忘れてはならない。

 「奄美・琉球諸島」は、自然保護措置を厳格にすることや自然調査の進展具合などから、暫定リスト入りが先送りされてきた経緯がある。本登録を実現するためには国立・国定公園など「特別保護区地区」の設定、ヤンバルクイナなどの固有種や希少種の保全対策が不可欠だ。

 そのためにも、住民の合意形成と具体的な保全対策の確立に向けた作業を急ぐ必要がある。森を熟知する林業関係者の建設的関与も不可欠だろう。国は世界遺産登録の意義やメリット、影響などの具体例を示した上で、地域の合意形成に万全を尽くす必要がある。

 国内法が及ばない7800ヘクタールという米軍北部訓練場への対応も大きな課題となる。演習場を含まない形で国立公園化することも検討されているようだが、そうした場当たり主義が通用するとは思えない。

 世界的に貴重な自然が、今も演習によって脅かされている。抜本的な解決策は、日米地位協定を改定し、在沖米軍基地に環境関連法令を適用するほかあるまい。

 本登録には、沖縄、鹿児島両県の連携と、実現に向けた住民の固い決意が求められよう。県民一丸となって登録への機運を高めたい。
(琉球新報2/1社説、記事原文はこちら



沖縄タイムス2/2社説 [世界遺産リスト] 保護の機運を高めよう
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[世界遺産リスト] 保護の機運を高めよう

 政府は沖縄、鹿児島両県にまたがる「奄美・琉球」を国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界自然遺産「暫定リスト」に載せることを決めた。暫定リストに掲載されると、正式な登録候補地とみなされ、世界自然遺産登録に向けた大きな一歩となる。政府は、ユネスコに推薦し、2016年夏の登録を目指す。

 対象地域の具体的な絞り込みはこれからだが、沖縄本島北部(やんばる)、西表島、奄美大島、徳之島の中から確定していく。登録が実現すれば、世界自然遺産としては国内で5件目である。

 奄美・琉球は、地殻変動で大陸から分離し、島々も分離・結合を繰り返す中で形成された。このため独自の生態系や生物多様性が育まれた「ホットスポット」である。

 ヤンバルクイナやイリオモテヤマネコ、アマミノクロウサギなど固有種が数多く生息する。登録に当たって審査を担当する国際自然保護連合(IUCN)の吉田正人日本委員会会長が指摘するように、奄美・琉球は「ユニークに進化した生物の宝石が並ぶ首飾りのような存在だ」。

 沖縄では、2000年に首里城跡など「琉球王国のグスク及び関連遺産群」が世界文化遺産に登録された。世界自然遺産がかなえば、文化と自然の両面で、世界的な存在であることが認められる。

 海洋リゾートだけでなく、環境と観光を結び付けたエコツーリズムなど新たな沖縄観光の展開という点でも、大きな弾みになる。

 課題もある。登録には国立公園化とヤンバルクイナなど絶滅危惧種の保護措置、外来生物対策が前提だが、十分ではない。

 広大な米軍北部訓練場の存在もネックになる。北部訓練場では垂直離着陸輸送機オスプレイの着陸帯が東村高江一帯で建設中である。オスプレイの訓練は、同地域の生物に危機的な影響を与える可能性が高い。

 訓練場の周辺を国立公園化する考えがあるようだが、世界自然遺産と、米軍が排他的な管理権を有する訓練場が隣接するのでは、たとえ緩衝地帯を確保したとしても、生態系と生物多様性を保つことができるかどうか疑問が残る。

 林業で生計を立てている地元住民の理解を得ることも不可欠だ。林業者からは世界自然遺産登録のメリット、デメリットの説明がないとして、環境省への不信の声が上がっている。地元の理解なくして登録は進められず、環境省には丁寧な説明を求めたい。

 鹿児島県は、奄美群島の自然の豊かさを学ぶための教材を作成し、小学生、中学生が活用しているという。身近にある世界的に貴重な生態系と生物多様性を子どもたちに気付かせ、絶好の環境教育になっているに違いない。

 地域のNPOなどと連携してシンポジウムや「公開講座」も開催しており、世界遺産登録に向けた取り組みを積極的に進めている。

 地元の熱意は登録の重要な力になる。県でも、鹿児島県の取り組みを参考にし全県的な機運を盛り上げたい。
(沖縄タイムス2/2社説、記事原文はこちら



見過ごせぬ石原環境相発言 
(琉球新報4/6、記事原文はこちら



見過ごせぬ石原環境相発言 
(琉球新報11/7)





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Posted by ミチさん at 23:06│Comments(1)環境・自然
この記事へのコメント
2/28追記しました
Posted by ミチさんミチさん at 2014年02月28日 22:03
 
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