2012年11月27日

沖縄にも忍び寄る維新の影

オスプレイ配備→「すでに配備されている以上、容認せざるを得ない」
普天間返還→「党が決めれば辺野古移設やむなし、その後速やかに県外・国外を目指す」
(九州沖縄選挙区担当、金城氏談)

これが維新の会の、党としての考えだそうです。
沖縄の4つの選挙区すべてでこんな考えの候補者が擁立され、もし彼らが票を伸ばすことがあれば日米両政府は大喜びするに違いない。万が一当選でもしたら、育鵬社の教科書が沖縄全土を席巻することも考えられる。

今回の総選挙、沖縄、基地、オスプレイは残念ながら争点に入っていないようだが、各政党の重要選挙区の一つが沖縄であることは間違いない。県民大会で示した民意を、沖縄の有権者はこの選挙でどう形にしていくか。正念場です。


沖縄にも忍び寄る維新の影 
(沖縄タイムス11/27、記事原文はこちら



沖縄にも忍び寄る維新の影沖縄にも忍び寄る維新の影 
(琉球新報11/27)



ではこれに対抗する手段は? 私たちができることは何か?

それは草の根の「しゃべり場」を地元のいろんなところに作ることだ

いまこの国のかたちが、いろんなところで「深層崩壊」している事実を確認する作業から始めよう
・落としたい候補者はいても、信用できるブレない候補者がいない政治家・政党・政治への不信
・希望が持てないのは若者世代だけではない、自殺者年間3万余
・現実から逃げ出すこともできない被災地と沖縄の人々
・増え続ける原発のごみ=核廃棄物で、福島だけでなく日本はやがて人の住めない島になる
・そんなやっかいなものを外国に売り商売しようとしているのが私たちの国ニッポン
・国の求心力を高めるため「周辺危機」を煽る政治家とそれに乗っかる大手メディア
・日本の軍事支配、エネルギー支配、食料支配、おつむ支配、金融支配をTPPで完了しようとしている米国
そして行き詰ったどうしようもないいまの状況をガラガラポンして一発で解消できる唯一の方法が「戦争も辞さず」と信じて疑わない威勢のいい人たち

この国で政治を志す人には次の2タイプがあるように思います
Aタイプ…国が前に進むため”棄民”は避けて通れない、それが政治だと考える人たち
Bタイプ…”棄民”を出さないのが政治だと考える人たち

すべてはここから始まるのだと思います

世の中が安定しゆっくり動いているとき、なにか”こと”は起こしにくいもの
反対に人々が政治に不安を覚え先行きが見えにくくなっているとき、”こと”を起こしたい人たちには「機が熟した」ということになるのです

それがまさに震災後の、強力な指導者不在の、”いま”なのです
そして起こしたい”こと”というのは「憲法を変えること」です→日本国憲法改正草案 
そしてどうもさっき書いたAタイプの人たちがこの人たちです。
この人たちの属する政党は選挙でひとり勝ちできなくても、選挙後に連立(大連合)すれば容易に”こと”は成就します。
だからAタイプの人はだれひとり当選させてはいけないのです

そんな諸々のことが楽しく真剣に身近な人とお話しできる「しゃべり場」が日本じゅうでつくられたらどんなにいいだろう


私が住んでいる沖縄・今帰仁村でもそんな「しゃべり場」が先日ありました。
憲法9条・メッセージ・プロジェクト(K9MP)というところから東京在住のジャーナリスト・柴野徹夫さん(75)に来ていただきました。

沖縄にも忍び寄る維新の影


沖縄にも忍び寄る維新の影 
(沖縄タイムス11/23)



沖縄にも忍び寄る維新の影 
(琉球新報11/23)



沖縄にも忍び寄る維新の影 
(沖縄タイムス11/23、記事原文はこちら


そこで柴野さんから2つの呪文(じゅもん)を教えてもらいました

呪文1
 知らないって 怖(こわ)いこと。
知らされないのは もっと怖いこと。
でも 知ろうとしないなら それは あなたの 罪。
   そして 知っているのに 行動しないなら
   そんなあなたって いったい何もの?

呪文2
 もはや マスメディアが 真実を報道しないのなら
 おまけに 学校教育までが 本当のことを教えてくれないのなら
   今となっては 私たち市民一人ひとりが
   本当のことを こころを込めて 語り広げてゆくことしかありません

K9MPは「しゃべり場」があるところなら
どんな山間へき地へも どこへでも
車で講演・応援に駆けつけます。お気軽に声を!とのことです
連絡・問い合わせ :TEL・FAX
 いずぶち・ときこ
090-8207-8642
FAX:075-811-1774

憲法9条・メッセージ・プロジェクト(K9MP)のホームページはこちら
http://www.k3.dion.ne.jp/~k-9mp/index.html

読みやすいブックレットが多数出ています
http://www.k3.dion.ne.jp/~k-9mp/syoseki.htm
市民草の根学習会のテキストに最適です


もう皆さん知っていることでしょうが
次の人たちのこれまでの発言を紹介し昨日の沖縄タイムス紙(1面記事)をお読みください

石破茂・自民党幹事長(元防衛庁長官)
 ▶「原発は抑止力!絶対に必要だ。なぜなら、『日本は今すぐにも、核兵器がつくれるんだぞ!』(プルトニウムをもっている)と  いうことを、世界に表明しているのだから」

安倍晋三・自民党総裁(元首相)
 ▶「子どもたちには祖国の歴史に誇りを持ってほしい。過去に日本軍が軍命によって朝鮮人女性に従軍慰安婦を強要したり沖縄住民に集団自決を強要した事実はない。証拠がない以上、教科書からその記述を削除するのは当然である」

石原慎太郎・前東京都知事(「日本維新の会」代表)
 ▶「日本が生きていく道は軍事政権を造ることだ。そうでなければ、日本はどこかの属国になる。徴兵制も大いにやったらいい」
 ▶「日本は核を持たないとダメ。核を持たない限り、一人前に扱われない」   
 ▶「憲法は改正より、むしろ廃棄したらいい。改正しようとすると、国会の決議がいるぞ」

橋下徹・大阪市長(「日本維新の会」代表代行)
 ▶「日本の政治で一番重要なのは独裁。チェックするのは議会、選挙、メディア。このバランスのなかで政治は独裁しないといけない」


沖縄にも忍び寄る維新の影
(沖縄タイムス11/26)



【関連する日記アーカイブ】
2012.11.13 橋下徹・石原慎太郎・安倍晋三に共通すること


11/28追記

沖縄にも忍び寄る維新の影 
(琉球新報11/28、記事原文はこちら



12/11追記

沖縄にも忍び寄る維新の影 
(琉球新報12/11)



4/11追記

琉球朝日放送のニュース映像(動画)
2013.04.10 76歳ジャーナリスト 柴野さん「福島」の苦しみ訴える




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Posted by ミチさん at 19:12│Comments(0)2012衆院選
 
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