2011年05月15日

「嘉手納統合提案」の衝撃 その3

今年1月元旦の記事を覚えておられるだろうか?
今の沖縄の最も重要なことはこれだ!と琉球新報は記事にした。
今年取り組むべき課題はこれだ!と琉球新報は記事にした。
嘉手納の騒音被害はもう限界だ!という記事だ。

「嘉手納統合提案」の衝撃 その3 
(琉球新報1/1、記事原文はコチラ



「嘉手納統合提案」の衝撃 その3「嘉手納統合提案」の衝撃 その3
(琉球新報1/1、記事原文はコチラ




あれから5か月経って、「嘉手納にはまだつっこめるぞ!」ときた。
これで「普天間の人は救われる」「辺野古の人は救われる」とは沖縄の人は考えない。
重い荷物を一つ沖縄以外で担いでくれ!と言っているのだ。
そんな沖縄の声を全く聞こうとしない沖縄選出のひとりの国会議員が絵を描き、日米政界で動き回っている。
彼はもう沖縄という選挙区の選挙民の代表でも何でもない。つまり代議士でも何でもない。

差別固定化に貢献する沖縄選出議員


「嘉手納統合提案」の衝撃 その3 
(琉球新報5/13、記事原文はコチラ



「嘉手納統合提案」の衝撃 その3 
(琉球新報5/14)



昨日の琉球新報のコラム「金口木舌」です
 ある島に重い荷物を背負わされたFさんとKさんがいた。Fさんは「もう抱えきれない。いまに人身に被害が出ます」

▼訴えを聞いた偉い人は「今から新たに担ぐ人を探すのは“非現実的”だな。Kに荷物の入った袋を2個持ってもらうとするか。あっ、でも荷物は袋1個に押し込めるか。1個に減るから喜ぶだろうな」

▼米上院軍事委員会のカール・レビン委員長らが米軍普天間飛行場の嘉手納統合を提案した。普天間、嘉手納基地の一部機能をグアムに移した上で統合するという。さらに嘉手納の弾薬庫の縮小も可能で、沖縄の負担軽減につながる目算だ

▼机上の計算で「1+1=1・5」のつもりか。しかし思惑通りにいくまい。嘉手納については過去にも航空機騒音規制やF15戦闘機の一部訓練移転などの策を講じたことになっている。しかし騒音は逆に増えた。住民は日米の言う「負担軽減」にずっと裏切られてきた。嘉手納統合は感覚的にいうと外来機の負担も合わせ「1+0・5+1=2・5」か

▼ただし、レビン氏らは重要なことも示唆した。名護市辺野古への移設を実行不可能と断言し、在沖米軍の「抑止力」の象徴である嘉手納の一部機能の移転も可能としたことだ。弾薬庫に手を付ければ、嘉手納基地の縮小・返還論議も呼ぶだろう

▼普天間問題はレビン氏の意図とは違う方向に進むかもしれない。(琉球新報5/14、コラム「金口木舌」より)





【関連する日記アーカイブ】
2011.04.29 無作為の国へ怒り 歴史的一歩に
2011.04.27 2万2000人決起 静かな夜を


5/15追記
「嘉手納統合提案」の衝撃 その3 
(琉球新報5/15)



5/16追記
「嘉手納統合提案」の衝撃 その3 
(沖縄タイムス5/16、記事原文はコチラ



5/22追記
「嘉手納統合提案」の衝撃 その3 
(琉球新報5/21) 



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Posted by ミチさん at 01:44│Comments(0)嘉手納爆音
 
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