2011年03月10日

メア日本部長差別発言 続報5 更迭せよの大合唱

新聞が同じテーマで繰り返し社のコラムや社説を書くことは非常に珍しい。

沖縄の地元紙はいまそういう状態が続いている。



メア日本部長差別発言 続報5 更迭せよの大合唱 
(沖縄タイムス3/9、記事原文はコチラ、



メア日本部長差別発言 続報5 更迭せよの大合唱 
(琉球新報3/9、記事原文、



メア日本部長差別発言 続報5 更迭せよの大合唱
(沖縄タイムス3/9社説、記事原文はコチラ



メア日本部長差別発言 続報5 更迭せよの大合唱メア日本部長差別発言 続報5 更迭せよの大合唱 
(琉球新報3/9社説、記事原文はコチラ



怒り、憤り、いら立ち、失望、あきれ、嫌悪、軽蔑…
 
 怒り、憤り、いら立ち、失望、あきれ、嫌悪、軽蔑…。県民をばかにしたメア発言。本人や米政府に対する県民の感情が波立ち、収まる様子はない

 ▼何を見たのか、誰に吹き込まれたのか。ウチナーンチュを「ゆすり」「怠惰」と吹聴し、それが自己保身のためのうそなら哀れさえ感じる。やはり基地が絡むと“良き隣人”にはなれないのか

 ▼本紙記者の取材に応じた受講生の一人、米アメリカン大学のトーリ・ミヤギさん(20)は、メア氏の差別的発言に耐えられなかったのだろう。講義内容を仲間と確認し、公表に踏み切った

 ▼沖縄県系4世のアメリカ人。移民の歴史をくむ血筋と自国政府高官の見識が軋(きし)むのはつらかったはずだ。講義後の沖縄研修でメア発言を覆す実態に触れ、正当に沖縄を評価。基地問題の解決の場に沖縄を加えることが重要だと、冷静に語っている

 ▼ミヤギさん同様、北米には約10万人(2010年度県推計)の県系人がいる。移民の多い南米を加えれば、世界に40万人近くがおり、県人口の約3割規模でウチナーンチュのネットワークが世界に伸びている

 ▼明治期の海外移民から110年余という歴史的な流れと地理的な広がりで、ウチナーンチュの輪は今後も縦横無尽に拡大するだろう。沖縄を思い、見識にあふれた県系人はそこここにいる。(上間正敦) (沖縄タイムス3/9大弦小弦より)

メア日本部長差別発言 続報5 更迭せよの大合唱



基地がそこにあるから沖縄に基地を置き続ける

「地理的優位性」。在沖米軍基地の存在理由が力説される時の常套(とう)句だ

▼問題化したケビン・メア米国務省日本部長の発言録でも「地理的にも重要な点」を挙げる。在日米軍では東京の司令部を「物流中核の位置にある」、三沢は「米国の基地として最もロシアに近い」、岩国は「韓国からたった30分」と具体的な存在理由を述べた

▼しかし沖縄については「沖縄の地理的状況は、地域の安全保障に重要である」と言及するが「重要」と繰り返すだけでなぜか根拠を一切示していない

▼その代わりにメア氏は沖縄の必要性のもう一つの理由として「基地が既に沖縄にあるという点」を挙げ、県外移設が不可能な理由を「本土には受け入れる場所がない」と断言する

▼地理的優位性など説明できないが、沖縄には基地があり、県外の人々は移設反対だから押し込めるのが得策だ―としか聞こえない。浮き彫りにされたのは基地がそこにあるから沖縄に基地を置き続けるという単純明快な理屈だ

▼鳩山由紀夫前首相も在沖海兵隊の抑止力は後付けの方便であったことを認めている。メア氏の発言は地理的優位性もこじつけであることを明確にした。沖縄に基地を置く根拠が次々と崩れ出している。「不適切」などと表明するだけでなく、発言を逆手に取って県外移設を求める知恵が日本政府にあればいいのだが (琉球新報3/9金口木舌より)

メア日本部長差別発言 続報5 更迭せよの大合唱



同じカテゴリー(メア発言)の記事

Posted by ミチさん at 00:03│Comments(2)メア発言
この記事へのコメント
ケビン・メアの差別と偏見、傲慢な発言に、そして日本政府の鈍感な反応に、怒り心頭です。昨日、下記の文を官邸・外務省・防衛省・民主党に送りました。アメリカ大使館には抗議の電話をかけました。中日新聞へは1昨日投稿。メア解任アクションをメールで呼び掛けています。

内閣総理大臣
官房長官
外務大臣    様
防衛大臣
民主党幹事長
ケビン・メア氏の辞任・解任と謝罪を求めてください
 沖縄の新聞からメア氏の発言全文を知り、怒りに震えています。日本・沖縄・民主党政権全てに対する差別と偏見、傲慢、無知な発言です。
 このような人物がアメリカ国務省日本部長として、普天間移設を始め対日交渉をする資格がありません。
 もし日本政府と民主党が彼の解任とアメリカ政府としての正式な謝罪を求めないなら、彼の発言を容認したことになります。
 これほどバカにされても、その当事者をアメリカ政府の高官として受け入れ交渉するなら、これほど滑稽で情けないことはありません。
 政府と民主党は世界の笑い物です。私達国民はみじめです。どうか毅然たる姿勢でアメリカ政府にケビン・メア氏の解任とアメリカ政府の謝罪を求めてください。
                        2011年3月9日
Posted by 竹野昇 at 2011年03月10日 08:56
>竹野昇さん
即行動を起こされたのですね。

アメリカ政府は公式に謝罪をし、メア日本部長の職を解いた。「これでいいだろ?」と日本側にボールを投げてきました。
さあこれからです。
今から始まる第二幕こそ主戦場。
まだ幕は下ろせません。
Posted by ミチさんミチさん at 2011年03月10日 16:14
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。