2012年04月11日

その時間だけ飛ばさないでがなぜできない?

その時間だけ飛ばさないでがなぜできない? 
(琉球新報4/11、記事原文はコチラ



その時間だけ飛ばさないでがなぜできない? 
(沖縄タイムス4/11、記事原文はコチラ



これと同じ機種の戦闘機が数日前に米国で落ちました

その時間だけ飛ばさないでがなぜできない?
その時間だけ飛ばさないでがなぜできない? 
(琉球新報4/8)




その時間だけ飛ばさないでがなぜできない?
(琉球新報4/11、記事原文はコチラ



その時間だけ飛ばさないでがなぜできない?
(沖縄タイムス4/11、記事原文はコチラ



琉球新報4/10社説 FA18機墜落 飛来差し止め事故抑止を
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FA18機墜落 飛来差し止め事故抑止を


 戦闘機が住宅を押しつぶし、炎と煙を上げて燃えていた。ニュース映像を見た瞬間、動揺しながらも、一体どこで起きたのかに思いを巡らした。事故は米国内で発生したが、奇跡的に犠牲者がいなかった。しかし近い将来、同じような光景を県内で見ることになるかもしれないとの思いがよぎり、戦慄(せんりつ)を覚えた。多くの県民が同じような気持ちを抱いたことだろう。

 米南部バージニア州の住宅地で6日、戦闘攻撃機FA18が離陸直後に墜落し、アパートが炎上、大破するなど約40軒が被害を受ける事故が起きた。

 在沖基地に配備されていないが、FA18機は県内ではなじみのある戦闘機だ。海兵隊岩国基地の所属機やアラスカ所属機、沖縄近海を航行する空母の艦載機が嘉手納飛行場に頻繁に飛来しているからだ。さらにラムズフェルド米国防長官(当時)や田中直紀防衛相が「世界で最も危険な飛行場」と表現した普天間飛行場にも、嘉手納で着陸できない時の目的地変更(ダイバート)や燃料補給で着陸している。

 FA18機は2008年にも米国内で墜落事故を起こしている。住宅3棟を倒壊、炎上させ、子供を含む4人が死傷している。県内でも1993年12月に嘉手納を発進した2機が通常訓練中に空中衝突し、沖縄南東の海上に墜落している。

 FA18機だけでなく72年の復帰以降の40年間、県内で起きた米軍機の墜落事故は固定翼機で27件、ヘリコプターで16件発生している。合わせると43件となり、1年に1回以上、空から米軍機が沖縄の海や地上に降ってくるという異常な状態に住民生活が置かれ続けてきた。だからこそ県民は米国内の事故も人ごととは思えず、沖縄で起こる懸念と恐怖を直感的に抱くのだろう。

 昨年8月には嘉手納に一時展開のFA18機が飛行訓練中に金属部品と固定具を紛失している。事故を想起させる具体的な運用上の不具合が在沖基地でも起きている。危険極まりない同型機飛来をもはや認めるわけにはいかない。

 1959年に起きた宮森小ジェット機墜落事故では児童ら18人が事故で命を落とした。事故を語り継ぐ「石川・宮森630会」の代表が先日の総会で「大変悲しい出来事を二度と起こさないように」と語った願いを実現するためには究極には基地を閉鎖するほかない。
(琉球新報4/10社説、記事原文はコチラ



【関連する日記アーカイブ】
2012.03.30 人間らしい普通の暮らしを!


4/12追記
沖縄タイムス4/12社説 [普天間爆音]教育が脅かされている
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[普天間爆音]教育が脅かされている

 岩国基地(山口県)に一時配備されている米軍のFA18Dホーネット戦闘攻撃機が10日、普天間飛行場に飛来、離着陸訓練を繰り返し、激しい爆音をまき散らした。同日行われた普天間第二小学校の入学式が、爆音のため一時中断されるという異常な事態を招いている。

 宜野湾市には1日だけで29件の苦情が殺到し、浦添市にも3件の苦情が寄せられた。

 日常的にヘリの騒音にさいなまれている上、入学式という晴れの舞台でさえ、まともに進行できない現状に、あらためて怒りがわく。しかもFA18は、F型機が7日に、米南部の住宅地区に墜落したばかりだ。飛行場周辺住民の不安は計り知れない。

 教室内の騒音に関しては、文部科学省が、県内小中学校の騒音調査を徹底するよう県教育庁に指導・助言した。測定機器がないなどの理由で調査を実施していない学校があるためだ。同省の学校環境衛生管理マニュアルは、教室内の騒音レベルについて「窓を閉めた場合は50デシベル以下、窓を開けている時は55デシベル以下が望ましい」としている。

 同飛行場や嘉手納基地周辺の多くの学校では、マニュアルが定める基準を上回る騒音にさらされているのではないか。9日に図書室の騒音測定を行った嘉手納町立屋良小学校では、窓を開けた状態で68デシベルを記録した。

 教育庁は来月にも各教育事務所などに測定への協力を呼び掛ける方針だが、早急に実施に向けた態勢を整えてほしい。静かな環境の下で教育を受ける権利さえ脅かされている状況をこれ以上放置してはならない。

 国は普天間問題について、名護市辺野古への移設を唯一の解決策として掲げる一方、移設までの間、同飛行場の危険性除去策を進めるとしている。2007年には日米でヘリの飛行経路見直しと安全対策をまとめた。

 しかし、宜野湾市の調査では、日米で合意した経路は守られず、住宅地上空の飛行が日常化している。相次ぐ外来機の飛来もあり、危険性や住民の負担は増すばかりだ。しかも、米軍再編見直しをめぐる日米協議では、米側が滑走路などの大規模補修のため、8年間で巨額の負担を日本政府に求めており、固定化の懸念も高まっている。

 そもそも普天間飛行場の騒音は、08年に言い渡された「第1次普天間爆音訴訟」の判決で違法性が認定され、10年の控訴審判決で確定している。それでも改善されない現状に、3000人を超える住民が先月30日、夜間・早朝などの騒音差し止めと損害賠償を国に求める「第2次爆音訴訟」を起こした。原告数は1次の約8倍だ。「静かな日常を取り戻す」というごく当たり前の権利さえ実現できない国に対する憤りが、原告数の増加に表れているのではないか。

 普天間飛行場の周囲には、12の市立小・中学校と私立の小中学校、三つの高校、約50の保育所がある。違法である騒音について実効的な対策を示さず、教育の現場を劣悪な環境のまま置いておくことは犯罪行為にも等しい。
(沖縄タイムス4/12社説、記事原文はコチラ



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Posted by ミチさん at 18:43│Comments(2)普天間爆音
この記事へのコメント
2011年4月から2012年3月までに、沖縄タイムスの投稿欄に掲載された投稿(主張、意見、論壇、寄稿、茶のみ話)は計2569本です。

投稿者の年代別に見ると、

10歳代   23
20歳代   72
30歳代  246 
40歳代  276
50歳代  323
60歳代  762
70歳代  647
80歳以上 216
不明      4

60歳代と70歳代による投稿が全体の約55%になります。
Posted by キン坊 at 2012年04月12日 14:31
>キン坊さん

資料提供ありがとうございました。

いつも読者投稿欄は丁寧に読むようにしています。沖縄紙はけっこう著名な方が肩書なしで一市民として投稿されています。また投稿者の年齢とともに居住地も意識して見ています。とくに注目しているのが県外在住の方の投稿です。内容の如何を問わず沖縄のことに関心を持って下さっていることがわかりうれしくなります。

他府県の方からの意見や声の影響力は絶大です。いつか機会を見つけてそういうこと(「沖縄紙にあなたの声を!」)を書こうと思っていたのですがいま書きます。かたいネタだけでなく、沖縄体験や旅先の出来事・思い出など沖縄にかかわることだったら何でもいいです。

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「主張・意見」 400字、「論壇」「寄稿」 1000字、「茶のみ話」 600字、「発信・着信」 300字、※二重投稿はご遠慮下さい。
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問い合わせ電話:098-865-5175

これを読まれた県外のみなさん、もし投稿されたら私に教えてください。注意して見ておきます。そしてその記事が掲載されたらこのブログでお知らせします(ここで紹介しま~す)。
Posted by ミチさん at 2012年04月13日 01:15
 
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