2011年05月19日

原発作業員の悲しみ

 東電だけでなく、この国ではマスメディアも政治も経済も、お互いがもたれあうような構造で、“安全な”原子力発電を宣伝する虚構体制を続けてきた。そんな国策のいわば後始末のために、いま実際に危険な放射線を浴びて作業をしなければならない原発労働者は、有事を理由に徴兵される“兵士”のようにも見える。<中略>
 実際にはだれも責任を取ることができないのが、この国の「原子力安全神話」なる化けの皮だった・・・(綿井健陽)

原発作業員の悲しみ原発作業員の悲しみ 
(琉球新報5/19)


原因の究明はそのまま責任の所在を明らかにすることにつながる。
それをしない限り、誤ちは再び繰り返されるのが物の道理だ。
どうして日本人自らが戦争推進者や加担者を裁けなかったかが分かったような気がする。
国策”なるものはいつの時代も責任者不在で進められ、責任者不問のまま幕を下ろすということだ。


原発作業員の悲しみ 
(琉球新報5/19社説、記事原文はコチラ



原発作業員の悲しみ
(沖縄タイムス5/16社説、記事原文はコチラ



原発作業員の悲しみ 
(琉球新報5/19)



5/20追記
原発作業員の悲しみ 
(琉球新報5/20)




【関連する日記アーカイブ】
2011.05.12 原発点検労働者の実態 →強制削除されました
2011.05.10  国策に翻弄されその過ちで犠牲になるのはいつも・・・
2011.05.09  原発作業員、いくらなら引き受けますか
2011.04.28  メーデーと原発作業員
2011.04.23  原発は差別の上に成り立っている→強制削除されました
2011.03.25  脱原発と脱軍事基地をつなぐもの 
2011.03.15  逃げ出せない作業員のいのちをどう考える?



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Posted by ミチさん at 23:48│Comments(2)福島原発事故
この記事へのコメント
朝日新聞などと比べて、沖縄の新聞は元気だ。事実への切り込みが鋭い。なぜだろうか。なかなか手に取れない記事を掲載して下さって、とてもありがたい。ぜひ、本当のことは何か、考える手段として役立てたいし、また、身近な人へもこの記事の内容を伝えたいし、このようなHPがあることを喧伝しようと思っています。
Posted by 田辺康仁 at 2011年05月22日 07:21
>田辺康仁さん
こんにちは
購読紙は朝日ですか。いずれの社も元気な記者さんをおられるのでしょうが、悲しいかな大所帯ほど自由が利かないようです。その点、沖縄の新聞は記者さんたちの自由度(任され度)がかなり高いように思います。それに加えて沖縄の地そのものが緊張度の高い現場であるからでしょう。
沖縄の理解者を増やさなければいけません。ぜひ多くの人に紹介して下さい。お願いしま~す。
Posted by ミチさん at 2011年05月23日 01:13
 
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