2011年01月16日

今年も「新聞労連ジャーナリスト大賞」に

両紙とも他県の地方紙との提携で受賞しました。
これからもこうした動きが加速するといいと思います。
沖縄県内だけで盛り上がっていてはいけないので。

高知新聞、神奈川新聞、長崎新聞
そして琉球新報、沖縄タイムスの
記者のみなさん、そしてデスクの方々、おめでとうございます。


日本新聞労働組合連合(東海林智委員長)は14日、平和・民主主義の確立などに貢献した報道に贈る第15回新聞労連ジャーナリスト大賞に、地方紙間の連携で普天間飛行場返還・移設問題の深層を報じた高知新聞社琉球新報社の「普天間飛行場問題の本質に迫る報道」と朝日新聞社の「大阪地検特捜部の主任検事による押収資料改ざん事件の特報及び関連報道」を選定した。
 高知新聞は2010年8月から11月まで計12回、琉球新報の記事と写真を転載。独自の取材も交えて普天間飛行場返還・移設問題を特集した。
 選考では「メディアの新しい役割を自覚し行動に踏み切った」(藤田博司・元共同通信論説副委員長)、「本土の主要メディアの報道姿勢に批判的な視点も提示した」(柴田鉄治・元朝日新聞社会部長)などと評価された。
 授賞式は27日に東京都内で開かれる。

◆沖縄の現状的確に 
新聞労連の第15回ジャーナリスト大賞に決まった高知新聞社と琉球新報社の連携による普天間飛行場返還・移設問題報道は「基地のない高知県で本土の報道だけでは伝わらない沖縄の現状を的確に捉え、琉球新報と提携することで問題の本質を伝えるのに意欲的な試みだった」(労連大賞選評)と評価された。
 大賞受賞について中平雅彦高知新聞社編集局長は「在京メディアが政局報道に終始する状況に一石は投じたが、状況はまだ厳しい。今後も連携し、問題の本質を探る報道をしていきたい。浦添市の高齢の女性から激励のはがきも頂いたが、沖縄は決して孤立していないということを沖縄の人々に伝えたい」と話した。
 玻名城泰山琉球新報社編集局長は「政府丸という名の大型艦船に乗る多くの日米メディアと一線を画し、小さな沖縄丸に乗って、沖縄の人々と一緒に不条理の揺れを体感したいという高知新聞の勇気と行動、発信力に敬意を表したい。高知からの波が全国各地でうねりとなり、政府丸を揺り動かすことにつながれば、受賞の意義はさらに高まるだろう」とコメントした。
 優秀賞は神奈川新聞社、沖縄タイムス社、長崎新聞社合同企画「安保改定50年~米軍基地の現場から、新潟日報の連載「ムラよ」、特別賞は下野新聞社の「らせんの真実 冤罪(えんざい)・足利事件」が受賞した。疋田桂一郎賞は沖縄タイムス社の「わたしらしく 車いすママの奮闘記」が選ばれた。
 今回の対象作品は2010年1月1日~12月31日までに紙面化された記事など。選考委員は柴田鉄治(元朝日新聞社会部長)、北村肇(週刊金曜日編集長)、藤田博司(元共同通信論説副委員長)、鎌田慧(ルポライター)の4氏。


今年も「新聞労連ジャーナリスト大賞」に 
(沖縄タイムス1/15、記事原文はコチラ



今年も「新聞労連ジャーナリスト大賞」に 
(琉球新報1/15、記事原文はコチラ



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Posted by ミチさん at 20:59│Comments(2)お知らせ
この記事へのコメント
 こんばんは。いつもありがとうございます。受賞おめでとうございます!

言論の砦。平和の砦。

ミチさんのご努力も、一つ報われたと存じます。

東京の地より、これからもツイッターにて記事の拡散を続けていきます。

最近感じたことがあります。

『機械で拡散しているのではない。一人一人が、自分の手を使って取材された記事を読者に届けているのではないか‥』と。

誰もが、任意の新聞配達員になれる。

面白い時代になりました。


大変な労力とは存じますが、これからもよろしくお願い致します。お世話になります。(^_^)
Posted by トリニティー at 2011年01月16日 21:15
>トリニティー さん

心熱き激励のエール、ありがとうございます。
このエールこそ、報われた思いです笑

少し前までは、市民記者による・ネットニュース(例えば―JanJanニュースなんか)がありました。市民参加型で期待されていたのですが採算性が壁となり現在止まっています。

メディアから一方的に流されてくる情報を消費するだけの市民から、一歩進んで何かできないか。そんなことができる市民のひとりになりたい、が出発点にありました。

沖縄に住んでいるからできること。地元からの発信にこだわって、
いまできることを自分のペースでぼちぼちやっていきます。
これからも応援よろしくお願いします。
Posted by ミチさん at 2011年01月17日 01:29
 
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