2012年06月15日

目取真俊 「オスプレイ配備とは何か」

目取真俊 「オスプレイ配備とは何か」
(琉球新報6/15、記事原文はこちら



目取真俊 「オスプレイ配備とは何か」
(琉球新報6/15)


オスプレイ墜落 政府衝撃「厳しい状況」 
県内反対より強固に

 米南部フロリダ州で起きた米空軍の垂直離着陸輸送機CV22オスプレイの墜落事故に、MV22オスプレイの普天間飛行場配備を予定し、沖縄側の不安払拭(ふっしょく)に懸命だった政府に衝撃が走った。前日は防衛省が普天間配備の環境審査書を県などに提供したばかり。「優れた運用上の安全記録を誇る」などの説明は根拠が大きく崩れた。防衛省から事故発生の連絡を受けた仲井真弘多知事は、政府に配備反対を伝える方針を固めた。17日の宜野湾市民大会を前に、沖縄側の反対姿勢はさらに強固になった。

 「これは、東京へ行って訴えなければならない」。事故の一報を受けた仲井真知事は驚いた表情を見せ、こう話したという。「県は反射的に動くことはしていない。一つ一つファクト(事実)を積み上げるのが知事の指示だ。だが、ここに至ってこういう事故が起こることは無視できない。知事自ら動く結論に立った」。又吉進知事公室長はこう説明した。

タイミング最悪
 「大変厳しい状況になった。これからは慰霊の日や宮森小の墜落事故の日も来る。さらに17日には反対集会もある。地元にどのように説明していいのか」。防衛省首脳は険しい表情を見せる。
 
 防衛省幹部は「安全性について沖縄に説明に行っている中、まったく困ったことになった」と困惑した様子。別の幹部は「これ以上にないくらいの最悪なタイミング。山口県知事から(オスプレイの)一時駐機についていい返事がもらえると思ったのに」と話し、配備に影響する可能性を示唆する。

 一方で、「事故が絶対に起きないということはない」と強調する幹部も。「米側による航空機の導入だから日本側からは何も言えない。配備時期を延ばしてしまえば、配備できなくなる。米国はそんな事はしないし予定通りする」と米側に配備中止を求める可能性を一蹴する。

 森本敏防衛相も配備計画や時期への影響について「事故の中身が分からないので、淡々として計画通りに進めていきたいと(山口県知事には)言った。事故の原因の通報があれば、すみやかに沖縄県に説明する」と述べるにとどめた。

根拠崩れる
 普天間配備に伴う環境審査の県などへの提出で日米両政府が特に気を使ったとみられるのが「安全性」で理解を得ることだった。

 同審査書の概要版(エグゼクティブ・サマリー)で開発段階の事故を含まない事故率のみを示し海兵隊平均よりも低いことをアピール。防衛省が併せて県に提出したオスプレイのパンフレットでは1991年以降の開発段階の事故と、2005年の同機種の量産決定後の事故を具体的に示しつつも事故率は示さず「MV22は一貫して海兵隊航空機の平均を上回る安全記録を示している」と強調した。

 同省担当は県に、4月に発生したモロッコでの墜落事故も挙げ「機体の安全性に何ら問題はない」と米政府の回答を再度伝えた。

 が、その翌日、ほぼ機体構造が同じCV22が墜落した。又吉公室長は記者団に「事故率が下がってるという説明があったが、この事故発生で根拠がなくなった」と指摘した。(問山栄恵、内間健友)
(琉球新報6/15、記事原文はこちら



目取真俊 「オスプレイ配備とは何か」 
(琉球新報6/15)



目取真俊 「オスプレイ配備とは何か」 
(琉球新報6/15)



目取真俊 「オスプレイ配備とは何か」 
(沖縄タイムス6/15、記事原文はこちら



琉球朝日放送のニュース映像(動画)
2012.06.15 オスプレイ事故で仲井真知事 配備計画の撤回求める
2012.06.15 那覇市で集会 「オスプレイ配備許さない」
2012.06.15 嘉手納町議会 オスプレイ、外来機に抗議決議


琉球新報6/15 オスプレイ審査書概要、空軍仕様機含めず 事故率低く見せる

沖縄タイムス6/15 米司令官、オスプレイ「基本設計に欠陥ない」
沖縄タイムス6/15 知事「オスプレイ、許容できない」
沖縄タイムス6/15 オスプレイ配備ずれ込みも 政府、米に情報求める
沖縄タイムス6/15 オスプレイ配備:那覇・浦添上空も飛行
沖縄タイムス6/15 オスプレイ配備:頭上飛行に市民反発 
沖縄タイムス6/15 オスプレイ配備:関係首長「計画撤回しかない」 
沖縄タイムス6/15 オスプレイ配備:県内各政党「計画中止を」
沖縄タイムス6/15 オスプレイ配備:「また墜落」住民絶句

沖縄タイムス6/15社説 [欠陥機オスプレイ] 配備中止 県民ぐるみで  
下

[欠陥機オスプレイ] 配備中止 県民ぐるみで

 米空軍の特殊作戦機CV22オスプレイが日本時間の14日午前、米フロリダ州で訓練中に墜落した。米軍普天間飛行場に配備が予定される米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22と型式は異なるが、機能、性能に大差はなく、一連のオスプレイ事故は主なもので9件に上る。

 ことしは4月にモロッコで墜落し、2人が死亡したばかりで、もはや「欠陥軍用機」の疑いはぬぐえない。政府は一刻も早く米側に配備中止を求めるべきだ。

 オスプレイについては、開発中から完成機の調達、配備が始まった後も墜落事故が収まらず、安全性が確保されていない。上空でエンジンが止まる緊急時に、空気抵抗で回転翼を回し、着陸する機能が働かないといった指摘や、固定翼モードでの着陸でプロペラが損傷する可能性など疑義を抱えたままだ。

 一方、防衛省側はオスプレイの安全性について、米側の見解を伝えることに終始している。そればかりか、「絶対の安全はない。最新の航空機でも落ちる。自動車も壊れる」と稚拙な理屈で逃れようとする同省幹部もいる。人ごとなのか、怒りを通り越してあきれるほどだ。

 米国内での墜落を受け、米軍岩国基地を抱える山口県知事が、オスプレイの一時駐機に待ったをかけた。藤村修官房長官も、事故原因が分かるまで配備手続きを見合わせるというが、対応が甘すぎる。国民の命に関わる事態だ。政府自ら安全を証明しなければどこもオスプレイを受け入れないと認識すべきだ。

 墜落前日、米側はオスプレイの普天間配備に向けた環境審査を公表した。「重大な環境問題は生じない」と結論付けたが、県民の理解を得ようと考えたならば、一夜にして水泡に帰す格好となった。

 オスプレイ配備に伴う騒音といった生活環境や自然環境などへの影響を評価し、対応策を示しても、肝心のオスプレイ自体が「墜落」という重大な影響を与えかねない。基礎も1階も造らず、2階から建物を積み上げるような意味をなさない環境審査だ。

 他方、環境審査では本島全域に及ぶ離着陸帯の存在や市街地に構わず設定された飛行ルート、深夜・早朝飛行の増加など、オスプレイ導入を想定した運用の中身が明らかになった。

 米軍基地を過重に抱える沖縄で、基地の整理縮小、基地のない平和な島を求める県民の願いに逆行する運用だ。危険な上、基地負担をさらに重くする配備は認められない。

 今回の墜落事故で、オスプレイの危険性が明らかになった今、仲井真弘多知事も配備反対を政府に明確に伝え、県民の先頭に立って行動を起こしてほしい。

 オスプレイの配備で、普天間飛行場を抱える宜野湾市民にとどまらず、本島全域が基地、訓練場として使われ、命を脅かされる可能性がある。

 知事や県選出・出身国会議員だけに任せず、市町村の首長や議員、県民一人一人が「重大な危機」と捉え、県民一体となって声を上げる必要がある。
(沖縄タイムス6/15社説、記事原文はこちら



【関連する日記アーカイブ】
2012.06.14 国の「安全空手形」はもうたくさん オスプレイ また堕ちた!



同じカテゴリー(オスプレイ)の記事

Posted by ミチさん at 20:48│Comments(3)オスプレイ
この記事へのコメント
オスプレイが欠陥機だというならば、事故率をちゃんと数値で示し、他のヘリコプターに比べて明らかに危険であるという論拠を示してください。
単なるイメージのみで欠陥機だといっているのであればそれは開発技術者への冒涜です。
Posted by 通りすがり at 2012年06月15日 22:25
>通りすがりさん

 米軍普天間飛行場への垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ配備に向け、在沖米海兵隊が作成した環境審査書の概要版(エグゼクティブ・サマリー)は、10万飛行時間当たりの事故率について「1・12」と示し「米海兵隊平均を上回る優れた運用上の安全記録を誇る高性能航空機」と強調している。しかし、この数字は開発段階の事故や空軍仕様機(CV22)の事故、今年4月のモロッコでの事故は含んでいない。同審査書で目立つのが、危険性を低く見せようとする海兵隊の姿勢だ。この姿勢が許せません。あなたがどこにお住まいかしれませんが、頭の上を飛ばれる私たちの身になってください。
Posted by ミチさん at 2012年06月15日 23:44
まず、開発段階での事故は事故率の計算に入れることはまずありません。
なぜなら開発段階の機体と量産段階の機体では設計が変更されているから。


ネットで調べてみただけですから正しいか分かりませんが、
・海兵隊だけのオスプレイ事故率は1.12
・空軍仕様まで含めたら1.93
・海兵隊使用全機種(CH46、CH53その他)での事故率は2.47

だそうです。
ほかの機体と変わらない事故率であるにもかかわらず、欠陥機だと騒ぐのはいかかなものでしょうか。
Posted by 戻ってきた通りすがり at 2012年06月29日 08:02
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。