2010年06月06日
真のジャーナリストを育てる沖縄メディア
沖縄の新聞には、第一線の記者自身が私見を堂々と述べるコーナーがあります。
沖縄タイムスは『複眼』(毎週土曜掲載)、琉球新報は『編集ノート』(毎週金曜掲載)と名前がついています。
毎回執筆者が変わり、日ごろの取材活動を通して感じたことや考えたことをエッセイ風にまとめます。内容はさまざまですが、若い記者や編集者にとって、こうした自論が自由に発表できる場があることは、すごくやりがいのあることでしょうし、記名記事のため読者との距離を縮める、もしかしたら固定ファン(読者)をゲットできる貴重な機会かもしれません。
こうして若いときから、社会で起きる事象やそこにかかわる人間をしっかり見つめ、問題の本質が何なのかを的確にとらえる。自分の中でそれを昇華し、分かりやすい言葉で伝え、読者を喚起させる。
それは彼らのジャーナリストとしての資質を向上させるだけでなく、日々そうして書かれた記事に接する読者もまた、世の中を見る確かな眼がそこから養われるのだと思います。
よく 「沖縄には“ジャーナリズム”がまだ残っている」(池田香代子ブログ)と言われることがあります。
沖縄には新聞社の中にそうした社風の伝統がいまもしっかり残っています。後輩はよき先輩の後姿を見て育っていきます。
それは新聞社だけではありません。沖縄のラジオ局やテレビ局にもそれはあてはまりますし、出版界も含めて沖縄のメディアに広く言える事です。
左や右などと矮小化した議論ではなく、民主主義国家にふさわしいジャーナリズムの健全なあり方、そして市民との好ましい関係にについて、私たちはノー天気ではいけないと思います。
最近では市民メディアの活躍も期待されている沖縄です。
沖縄タイムスは『複眼』(毎週土曜掲載)、琉球新報は『編集ノート』(毎週金曜掲載)と名前がついています。
毎回執筆者が変わり、日ごろの取材活動を通して感じたことや考えたことをエッセイ風にまとめます。内容はさまざまですが、若い記者や編集者にとって、こうした自論が自由に発表できる場があることは、すごくやりがいのあることでしょうし、記名記事のため読者との距離を縮める、もしかしたら固定ファン(読者)をゲットできる貴重な機会かもしれません。
こうして若いときから、社会で起きる事象やそこにかかわる人間をしっかり見つめ、問題の本質が何なのかを的確にとらえる。自分の中でそれを昇華し、分かりやすい言葉で伝え、読者を喚起させる。
それは彼らのジャーナリストとしての資質を向上させるだけでなく、日々そうして書かれた記事に接する読者もまた、世の中を見る確かな眼がそこから養われるのだと思います。
よく 「沖縄には“ジャーナリズム”がまだ残っている」(池田香代子ブログ)と言われることがあります。
沖縄には新聞社の中にそうした社風の伝統がいまもしっかり残っています。後輩はよき先輩の後姿を見て育っていきます。
それは新聞社だけではありません。沖縄のラジオ局やテレビ局にもそれはあてはまりますし、出版界も含めて沖縄のメディアに広く言える事です。
左や右などと矮小化した議論ではなく、民主主義国家にふさわしいジャーナリズムの健全なあり方、そして市民との好ましい関係にについて、私たちはノー天気ではいけないと思います。
最近では市民メディアの活躍も期待されている沖縄です。
(沖縄タイムス6/5)
(琉球新報5/21)
Posted by ミチさん at 00:43│Comments(0)
│発言する沖縄の記者たち