鳩山前首相、辺野古回帰の真相を地元紙に証言

ミチさん

2011年02月14日 03:16

ほとんどの2月13日付新聞の1面トップはムバラク政権崩壊・大統領辞任の記事だったと思います。
ところが沖縄の地元2紙はちがいました。

 
(琉球新報2/13、記事原文はコチラ


 米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設を決めて首相を辞任して以来、初めて沖縄の地元紙のインタビューを受けた鳩山由紀夫前首相。県民の期待を怒りに一転させた県内移設回帰の政治決断をした当時の内幕を淡々と語る一方で、今も「県外」にこだわりを見せる口ぶりはまるで「人ごと」。無責任な雰囲気を漂わせた。
 インタビューでは米軍普天間飛行場の移設をめぐる政権時の取り組みや対米交渉の全容を語った。移設先を名護市辺野古と決めた理由に挙げた在沖海兵隊の抑止力について「辺野古に戻らざるを得ない苦しい中で理屈付けしなければならず、考えあぐねて『抑止力』という言葉を使った。方便と言われれば方便だった」と弁明し、抑止力論は「後付け」の説明だったことを明らかにした。
 当時この言葉を耳にした県民の意外感や、裏切られたような印象があったことを問われると鳩山前首相は「そうでしょうなあ」と、質問を予測していたというように一呼吸置いてゆっくりと答えた。
 時折、冗談も交えながら記者の質問に答える前首相。政権運営のさまざまな場面について「何か不幸があった気がする」「むしろ非常に勉強になった」などと当時の心境を振り返ったが、評論家が論評するようで、当事者意識を感じさせない口調だった。



 
(琉球新報2/13、記事原文はコチラ



“過去の人鳩山さんがいまさら何を” これがまず素直な第一印象
“なにも目新しいことなし。こんなこと沖縄のみんなは分かっていた” 

次に思ったのがこれ
“政治家を志した人なら首相の椅子が目標。その誰もが座れない椅子に就いてもしょせん何もできない” そんな椅子にどんな魅力があるのか?
“最悪内閣チームの責任をとって鳩山さんは辞任したが、他のメンバーが居座り続けられるのはどうして?” 沖縄担当相の前原は現外相、外相の岡田は現党幹事長、北沢に至っては防衛相の椅子に座ったままだ。自民党に政権が代わっても、この人スカウトされて留任するかも笑。変わらぬメンバーに何ができる?それを国民以上に知っているのは米国政府だ。



記者との一問一答を聞いていて、ふつふつとかつての怒りが再びわいてきた。
こんないい加減な政府とまともに対峙したのは沖縄のあの県民大会だけではなかったのか。私たちの拳はこのいい加減な人たちに対して振り上げたのだ。

―なぜ米国は辺野古にこだわるのか? こんな記者の質問に鳩山さんはこう答えている
「米国は沖縄にいることでパラダイスのような居心地の良さを感じている。戦略的なメリットも当然だが思いやり予算、県民の優しさも含めて。国内には沖縄より良い場所はないという発想があるのではないか」

沖縄県民が読むことを想定してこう言ってのけた。県外を探す努力もしないで、あの「抑止力」も言い逃れの方便だったと明言したのだ。こんな神経の持主、政治家でなくても人間として欠陥があるとしか思えない。


 
(沖縄タイムス2/13、記事原文はコチラ




これらの証言がその通りだとすればだれが政権の座に就こうとそんなの関係ない。
つまり選挙結果が政治に反映されないことになる。
これって民主政治の根幹の国民主権が機能していないことにならない?

 
(琉球新報2/13)

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