遺棄兵器で苦しみ続ける人たち 沖縄で中国で

ミチさん

2010年09月11日 00:17

2日続きで沖縄紙の1面トップ記事は“遺棄兵器” それも半端な数でない。

でも戦争の遺棄兵器でいまも脅え苦しんでいる人たちは沖縄だけではありません。

先週、琉球新報にこんな記事がありました。
 
旧日本軍が中国に遺棄した化学兵器は多いところで数十万発に上ると推定され、これまでに中国人作業員が漏れた毒ガスで死亡するなどの事故が発生。化学兵器禁止条約に基づき、日本政府による処理期限は2012年4月までとなっている。
 日本政府は2000年9月以降、約50ヵ所で遺棄化学兵器約4万8千発を回収。大部分は吉林省敦化市ハルバ嶺に埋まっており、推定で30万~40万発とされている。

 
(琉球新報9/2)


今夏、「ビューティフル アイランズ」で話題になっているドキュメンタリー映画作家・海南友子監督が2004年に「にがい涙の大地から」という作品で未解決になっている今日的事情を実に見事に描いていました。
http://kanatomoko.jp/nigainamida/niga_index.html



ところで話を今日の沖縄に戻しましょう。
似ているようで違いますからよく見てください。

 
(沖縄タイムス9/9、記事全文はコチラ


 
(琉球新報9/10、記事全文はコチラ


これは米軍から返還された「米軍泡瀬ゴルフ場跡地(北中城村)」から見つかっているのです。

時あたかも東京で、仲井真弘多知事と関係11市町村長が前原沖縄担当相や仙石官房長官、枝野幹事長に会い、米軍基地の跡地利用での国の責任の明確化を求め、基地返還前の立ち入り調査や土地利用が可能になるまでの補償を提案したところでした。

こんなずさんなことはいつものことでめずらしいことではありません。

でもドイツではきちっと原状回復させてから米軍基地が返還されていることを考えると、この差は何か?と言いたくなります。



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