「県民感情に配慮?」 情の問題に矮小化するな!
東京でいえば銀座付近にキャンプ・キンザー、新宿に普天間、杉並や吉祥寺が嘉手納といったイメージだろうか。この状態で、新宿から八王子に基地を移すことが「負担軽減」だといわれ都民が歓迎するなら、沖縄も黙って受け入れる。暴論は承知で、そう言ってしまいたい衝動に駆られるのである。
(沖縄タイムス9/4、「複眼」 沖縄タイムス東京支社・前田高敬)
NHKのETV特集「
安保とその時代③ 60年安保闘争・市民たちの1ヶ月」を視聴する。
あれだけ高揚した反基地・反安保の大衆運動が新安保成立と岸首相退陣でかんたんに終息してしまう。
反対していたはずの新安保も日米政府の関係もそのまま残ったというのに。
いま高揚している沖縄の反基地・安保改定の叫びはあのときとはまったく違う。
イベントでもなければ祭りでもガス抜きでもない。逃げ場のない生活者の「もう限界だ!」という叫びなのだ。
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